WordPressには簡単にブログやホームページを作成できるという利点がありますが、それを可能にしているのは様々な機能を持った「プラグイン」を簡単に導入できる点にあります。
個々のプラグインでそれぞれ使い方や設定は違いますが、導入方法は至って簡単です。
今回はWordPressにプラグインを導入する2つの方法をご紹介します。
そもそもプラグインとは?
WordPressを便利に使うには外せないプラグインですが、そもそもプラグインとはどういったものでしょうか?
WordPressの公式マニュアルでは
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったプラグインを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。
という風に説明されています。
簡単に説明すると“WordPressは誰もが使いやすいようなシンプル設計になっている=特定ユーザーだけが使うような機能はデフォルトで用意していない”ので、こんな機能が欲しい!あんな機能が欲しい!は各々で対応してね。
そういった追加機能が簡単に使えるようになるのがプラグインだよ、と。
そういう事です。
ただブログを書きたい人にとっては「顧客をデータ化して管理する機能」とか「お問い合わせフォームを設置する機能」なんてのはいりませんし使いません。
でも「ブログで使っている色を簡単にかえる機能」や「SNSとの連動機能」なんかはあれれば使うかもしれません。
プラグインを導入すれば上記のように「ブログにインスタの画像を載せたい!」と思った時に、簡単にその機能をWordPressに追加する事が可能です。
2019年6月時点でWordPress内で検索できるプラグインだけで約55,000、サイト等で配布しているものも含めればもっと数は多くなります。
これだけあれば自分がやりたいと思っている大抵のことはプラグインを追加する事で出来てしまいます。
プラグインの便利さはお判りいただけたのではないでしょうか?
プラグインのインストール方法
「プラグインの ちからって すげー!」というのは分かりましたが、それではどうやってWordPressに導入するのでしょうか。
複雑な機能を追加するとなるとなんだか面倒くさい手順が必要になるのかも…と思いがちですが、導入自体もとても簡単ですのでご安心ください。
プラグインは
・WordPress内で配布されているものをインストールするパターン
・サイトからプラグインをダウンロードしてWordPressに読み込ませるパターン
の2つの方法で導入が可能です。
それでは各々の方法を確認していきましょう。
WordPress内で配布されているプラグインの場合
WordPress内で配布されている(WordPressプラグインディレクトリ)で配布されている場合は、WordPress内ですべての作業が完結します。
管理画面の左メニューにあるプラグインのメニューから「新規追加」を選択します。
すると
このようにプラグインを追加というページが開きます。
ここで赤枠内「プラグインの検索….」にプラグイン名を入れて検索する事で目的のプラグインを検索する事ができます。
例えばSEO対策で有名な「All in One SEO Pack」というプラグインをインストールしたい場合は、検索欄に「All in One SEO Pack」と入れることで該当のプラグインがヒットします。
導入したいプラグインが見つかれば「今すぐインストール」をクリックする事でプラグインのインストールが可能です。
グルグルした後…
インストールが完了すると「今すぐインストール」のボタンが「有効化」に変わりますので、有効化をクリックします。
以上でWordPress内で配布されているプラグインの導入は完了です。
簡単ですよね。
サイトでダウンロードしたプラグインをWordPressに読み込ませる場合
WordPressの公式にアップロードされていないプラグイン等は、配布されているサイトからファイルをダウンロードしてきて手動でアップロードする必要があります。
実際には公式で配布されていますが、例として同じくSEO対策で有名な「Yoast SEO」を使って手動アップロードの流れを確かめましょう。
まずは配布ページからプラグインをダウンロードします。
ダウンロードすると
このようにzip形式のファイルがダウンロードできるかと思います。
そうしたら先ほどと同様、管理画面の左メニューにあるプラグインのメニューから「新規追加」を選択します。
今度はキーワードで検索するわけではなく、「プラグインのアップロード」を選択します。
するとこのようにファイル選択画面が出てきますので、「ファイルを選択」から先ほどダウンロードしたzipファイルを選択します。
選択したファイルに間違いが無ければ「今すぐインストール」をクリックしてプラグインを読み込ませます。
これでプラグインのインストールは完了、「有効化」をクリックすることでプラグインが使える状態になります。
こちらの方法も手順は増えますがそこまで大変というわけではありませんね。
読み込みに失敗する場合には
zipファイルを読み込む場合、稀にエラーになることがあります。
サイトからダウンロードしたままのものであれば読み込みタイミングなどでエラーになっていることが多く、もう一度インストールしなおせば上手くいく事も多いです。
ただ、場合によってはzipファイル内の構成が問題でエラーになる場合もありますので、何度試しても読み込めない場合はファイルの中身を確認してみてください。
ファイル構成は普通このようになっており、ファイル名.zipの中に同名のフォルダがあり、その中に必要ファイル群が収められています。
この構成がズレている(zipの中に同名フォルダ、またその中に同名フォルダというような形)場合、上手く読み込めなくなりエラーとなりますので注意してください。
ファイル構成がずれている場合は、自分で上図の形にファイル構成を直し、改めてzip化する必要があります。
まとめ
という事でプラグインの導入方法とエラーの対処法をまとめました。
WordPressを始めたばかりの頃はプラグインって便利だって聞くけどなんだろう?という状態だと思いますのでこれを機会にぜひ便利なプラグインを色々と入れてみてください。