wp-config.phpがサーバーにない場合の作成方法

wp-config.phpがサーバーにない場合の作成方法

以前、手違いから既存のWordPressに新規でWordPressの簡単インストールを行ってしまい、ブログが死にました。
phpMyAdminに記事データが残っていたため難を逃れた、かと思ったのですがwp-config.phpで記事データを読み込もうとしたらそもそもwp-config.phpが無いという状況になっておりました。

さぁ、始めましょう!じゃねーよ!
と憤ってみたのですがどうしようもなく、wp-config.phpを作成してみましたのでその手順と方法を記録しておきます。

準備

・FTP
・テキストエディタ ※ メモ帳以外
・MySQL情報

FTPソフトは何でも大丈夫です。
ただテキストエディタはメモ帳以外を使用してください。メモ帳で編集、保存をした場合、勝手にwp-config.phpに余計な文字が挿入されエラーになってしまいます。
テラパッド等のフリーのテキストエディタであれば大丈夫ですのでダウンロードしておきましょう。
MySQL情報は契約したサーバーから確認できます。

ロリポップの場合で説明しますが、

サーバーの管理・設定→データベースからデータベースの情報を確認します。
データベース一覧から使用しているデータベースを選択(操作する)を選択します。


このようにデータベースの情報が表示されます。
この後wp-config.phpの記入に使うので開いたままにしておいてください。

FTPの準備ってよくわからない…という場合はこちら

wp-config.phpを用意する

それでは作業を進めていきます。
まずは、wp-config.phpを用意する必要があります。
wp-config.phpが無い場合でも、サーバー上にwp-config_sample.phpというものがあるかと思います。

こちらをFTPでダウンロード、名前をwp-config.phpに変更します。
変更できたらwp-config.phpをテキストエディタで開きましょう。

MySQL情報を記入する

それではwp-config.phpに必要な情報を記入していきましょう。

データベース情報

WordPressがどのデータベースを使用しているのかを記入します。

各々数字の通りに対比しています。
④だけはwp-config.php側ではホスト名、データベース側ではサーバーと記述されていてややこしいですが、上図を参考に各項目を埋めていってください。
●●_hereと書いてある部分に①~④を記入すればOKです。

認証用ユニークキー

パスワードにランダムな文字列を加えることでサイトへの不正なアクセスを防ぐことを目的とした秘密鍵と呼ばれるものを作成します。

ここはhttps://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/このようなジェネレーターがあるので、URLにアクセスして出てきた文字列をコピペすればOKです。

データベーステーブルの接頭辞

データベーステーブルの接頭辞を’wp_’の部分に記入します。
今まで使用していたテーブルがあればその番号を、なければ’wp1_’のように数字を入れてユニークなデータベースとします。

全て記述できたらwp-config.phpを保存し、wp-config-sample.phpがあった階層にFTPでアップロードします。

これでサーバー上にwp-config.phpができあがりました。

wp-config.phpの属性(パーミッション)を変更する

ただし、今のままだとwp-config.phpを誰でも確認できてしまう状態です。
wp-config.phpはサイトに関する重要なファイルになるので他人がファイルへの書き込みができないように設定する必要があります。

アップロードしたwp-config.phpを左クリック→属性変更を選択します。
そしたら属性を変更するポップアップが出ると思いますので、数字を「400」に変更します。
「400」にしておくとファイルの修正ができなくなりますので不正に書き換えられたりするリスクを減らせます。
なお、もしwp-config.phpを再度修正する必要ができた場合は、一時的に「600」などの編集が可能な属性にする必要があります。

以上でwp-config.phpの作成は終了です。

まとめ

手違いから消えてしまったwp-config.phpですが、上記の方法で作成する事で無事復活。記事も元通りになりました。
普段触ることのないファイルが消えてしまった場合は対処の方法に困りますが、落ち着いて一つずつ作業を進めれば問題なく作成可能ですので参考にしてください。

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