WordPressから「モデレートしてください」というメールが届いたことはありますか?
誰かが自分のサイトにリンクを貼った際にはトラックバック機能といって「あなたのブログにリンクが貼られましたよ」という旨のメールが送られてきたり、コメントがついた際にも同様に「コメントがつきましたよ」というメールが送られるようになっているのですが、「モデレートしてください」メールの正体はコイツです。
今回はこの「モデレートしてください」メールを止める方法をお伝えします。
そもそも「モデレートしてください」ってなに?
WordPressからの「モデレートしてください」メールはこのような形で届くのですが、これは誰かが記事にコメントを付けてくれた時、またリンクが張られた時、WordPressがそれらを承認するか非承認にするかを尋ねてきているメールです。
これが「モデレートしてください」として送られてくるメールの正体です。
このメール自体に害はないのですが、数が増えると鬱陶しい事この上ないのが欠点です。
「モデレートしてください」メールを届かないようにする方法
そんなモデレートの通知ですが、いくつか設定で止める方法があるのでご紹介します。
迷惑メールに設定してしまってもいいのですが、メールボックスを圧迫してしまうのに変わりはないので根本から止めてしまう方法になります。
トラックバック機能を停止する
トラックバック機能を停止したい場合はWordPress管理画面左メニューの「設定」→「ディスカッション設定」から行えます。
投稿のデフォルト設定にある
・「新しい記事に対し他のブログからの通知(ピンバック・トラックバック)を受け付ける」
自分宛のメール通知にある
・「コメントが投稿されたとき」
・「コメントがもでレーションのために保留されたとき」
上記の3か所のチェックを外すことでトラックバックを受け付けなくすることができ、かつコメントが付いた時にWordPressから来るメールも止めることができます。
この方法でトラックバックを止めた場合、コメントが付いた際は管理画面左メニューの「コメント」から確認する必要がありますのでご注意ください。
コメント通知は残していてもいいという場合は「自分宛のメール通知」のチェックはそのままにしておきしょう。
セルフトラックバック機能だけ止めたい場合
WordPressでは内部リンク(自ブログ⇔自ブログでリンク)を貼った際にも「モデレートしてください」メールが届きます。
外部からのリンクがあった際は確認の為にトラックバックを残しておきたいが、セルフトラックバック時はわざわざメールが無くてもいいという場合、functions.php内に記述を追加する事でセルフトラックバックを止める事ができます。
function no_self_ping( &$links ) {
$home = get_option( 'home' );
foreach ( $links as $l => $link )
if ( 0 === strpos( $link, $home ) )
unset($links[$l]);
}
add_action( 'pre_ping', 'no_self_ping' );
上記のコードをfunctions.phpに記述しておくことで内部リンクを貼った際のセルフトラックバックを止めることが可能です。
functions.phpを編集するときはしっかりとバックアップをとりましょう!
トラックバック機能は残すがスパムメールを止めたい場合
トラックバック機能はそのままでもいいけど、スパムコメントがたくさん来るのが鬱陶しいという場合はAkismetプラグイン等のスパム除けを設定する必要があります。
AkismetはWordPressのスパム対策の中でも有名なプラグインで、コメントやトラックバックのスパムを判別し、問題のある内容であれば自動的に止めてくれる優秀な機能を持っています。
設定が少し複雑ですが、スパム対策には必須のプラグインですので、スパムコメントがたくさん来る…という場合は導入を考えてみてください。
Akismetの分かりやすい導入方法はこちらをチェック!
まとめ
今回はWordPressから届く「モデレートしてください」メールを止める方法でした。
トラックバックを禁止することで簡単に止めることができますので、「またこのメールが来た…!」と思う事が多くなってきた時には試してみてください。