ワードプレスでバックアップを取る時やファイルの転送を行う際に必要となるのがFTPクライアントソフトウェアです。
サーバーとの接続なんていうと難しそうに聞こえますが、実際にはソフトのダウンロード→簡単な設定だけです。
ローカルで作成したファイルをサーバーにアップする、エラーで見れなくなったページを修正するという時には必須のツールになりますので、今のうちに使えるようにしておきましょう!
FFFTPとは?
Windows用のFTPクライアント(FTPサーバー接続用のアプリケーション)では国内で最も有名といってもいいのではないでしょうか。
簡単な設定でサーバーと接続する事ができ、使い方も簡単なので初めて導入するのにオススメです。
元々はFFFTP Project(https://ja.osdn.net/projects/ffftp/)にて開発が行われていましたが、2018年4月のバージョン(v2.00)をもって開発は終了。
現在はオープンソースとなっており、有志による開発(v3.0~)が続けられています。
ソフトウェア情報
最新版:v3.5(2018/07/25)
ダウンロード先URL:https://github.com/sayurin/ffftp/releases
動作環境:Windows 10/8.1/8/7/vista/XP(64bit版含む)
FFFTPをダウロードする
まずはFFFTPをダウンロードします。
GithubのFFFTP開発ページから最新版をダウンロードしましょう。
x86とx64のファイルがあるかと思いますが、32bit版のwindowsをお使いの方はx86を、64bit版のwindowsをお使いの方はx64版を選択してください。
FFFTPをインストールする
.zipをダウンロードした方は解凍してffftp.exeを、.msiをダウンロードした方はffftp-v3.5-x〇〇というファイルがあるかと思いますのでこちらを実行します。
するとセットアップウィザードが立ち上がると思いますので順番に進めていきます。
迷う事もないですね、次へ
デフォルトではCドライブの中のprogram Filesの中にffftpフォルダが作られて、そこにインストールが行われます。
特にこだわりが無ければ次へ
インストールをクリックしましょう。
管理者権限が求められる場合もあるかと思いますが、続行で先に進んでしまって問題ありません。
はい!
完了を押してインストール終了です。
FFFTPを使ってワードプレスと接続する
インストールが完了したらさっそくFFFTPを立ち上げてみましょう。
先ほどインストールされたフォルダ(例の場合だとC:\Program Files\ffftp)の中にffftp.exeがあるかと思いますのでダブルクリックで実行します。
するとこのような画面が立ち上がります。まだ何の設定も行っていないので表示されるものはありません。
これから新規ホストの登録を行っていきます。
赤枠で囲われた「新規ホスト」をクリックしましょう。
そうするとホストの設定画面が立ち上がります。
1つずつ項目を確認していきましょう。
ホストの設定名
この設定の名前です。自分が分かりやすいように名前を付けましょう。
“「ブログ名」の接続 ”とか単に「ブログ名」だけでもいいですので好きに名付けてください。
ここからホスト名、ユーザー名、パスワードでサーバーのFTP接続情報が必要になるので自身が契約しているサーバーにアクセスしてFTP情報が分かるようにしておきましょう。
Xserverの場合だとサーバーパネル内のFTPアカウント設定→FTPソフト設定
ロリポップの場合だとユーザー専用ページのユーザー設定→アカウント情報
に記載してありますので参考にしてください。
サーバー情報が分かりましたら次に進みましょう。
ホスト名(アドレス)
sv〇〇〇〇.xserver.jp等と書かれている箇所です。
ロリポップの場合FTPサーバーとFTPSサーバーの2つが表示されていると思いますが、FTPSサーバーに記載されているアドレスを入力してください。
ユーザー名
アカウントと書かれている欄の内容を記載します。
パスワード/パスフレーズ
サーバー情報に記載されているパスワードを入力します。
サーバーによって設定のされ方が違うので注意してください。
ローカルの初期フォルダ
普段作業しているフォルダがあればそのフォルダのパスを指定しておくことで、接続が完了した後そのフォルダの中身が自動的に表示されるようになります。
指定がない場合はFFFTPをインストールしたフォルダが表示されますので空欄でも構いません。
ホストの初期フォルダ
接続先サーバーでアクセスしたいフォルダを指定しておくことで、ローカル同様自動的にそのフォルダにアクセスするようになります。
触るファルダがpublic_htmlより後ろだけ、といった場合はここに/ドメイン名.com/public_html/とかを指定しておくと分かりやすくて良いかと思います。
指定がない場合はサーバーのルートフォルダにアクセスします。
接続した後にフォルダの移動は簡単にできますので、触るブログが一つだけの場合は空欄のままでもよいかと思います。
暗号化接続の設定
上記の設定が終わりましたら、暗号化のタブをクリックします。
すると接続方法を選択する画面に切り替わると思いますので、「FTPS(Explicit)で接続」にのみチェックを入れてOKを押せば設定完了です!
先ほどホストの設定名で入力した接続先がホスト一覧に表示されるかと思いますので、選択して接続を押してみましょう。
無事接続が完了すれば左右にフォルダが表示されます。
右側(サーバー側)が正しく繋がっているか確認しましょう。
これでサーバーの接続までは完了です!
まとめ
画像が多くなったせいで長くなってしまいました。
ただ設定自体は簡単なので、順を追って進んでいけば問題なく接続までは行けたのではないでしょうか。
これ以上長くなると読みづらいかと思いますので、FFFTPの使い方は次の記事でまとめさせていただきます。