最近案件の中で、「今運用しているワードプレスのブログのURLを変更したい」というものがありました。
色々と方法はあるようですが、結局一番簡単にできた方法がこれだったので忘れないように記事として残しておきます。
まぁ余裕だろとか考えてたら思いの外つまづきました。
WordPressで既存のURLを変更する
この記事で扱うのは
https:〇〇〇〇.co.jp/abcd/をhttps:〇〇〇〇.co.jp/wxyz/に変更する方法です。
https:〇〇〇〇.co.jp/wp/からwp/を削除したい!という場合はまた別の記事をお読みください。
またhttps:〇〇〇〇.co.jp/abcdをhttps:△△△△.co.jp/abcdに変更(ドメインを変えたい)という場合も今回の方法には当てはまりませんのであしからず。
作業に必要なもの
・WordPress(当たり前)
・FTPソフト
・焦らない心
それでは作業手順
まずは何よりバックアップ
とりあえずバックアップを取りましょう。
何が起こるか分かりません。
基本的にこの方法で何回かURL変更をやってみて特に問題が出たことはありませんが、環境によって結果が違った、全部消えた!ってなっても責任は負いかねますので
今のURL(仮にhttps:〇〇〇〇.co.jp/abcd)の直下はごそっとバックアップを取っておきましょう。
ささっとFTPソフトとか使って所定の位置に保存してしまうのがオススメ。
バックアップが取れたら実際に変更を加えていきます。
バックアップってどうやって取ればいいの?という場合は下記の記事を参考にしてみてください。
設定 ⇒ 一般を開く
設定の中から一般を開きます。
すると一般設定の画面が表示されます。
この赤文字部分が今回変更する場所になります。
WordPressアドレスというのがWordPressをインストールした場所。
サイトアドレスがWordPressにアクセスするためのアドレスという事です。
特に何もしていない場合は上図のようにURLは同じになっているかと思います。
ここを
このように変更して、画面一番下の設定を保存を押します。
押す前に心の準備をしておきましょう。
これで設定を保存すると、画面がNot Foundになってしまうかと思います。
考えてみれば当たり前なんですが、WordPressがインストールされた場所のアドレスを変更している為、そんな場所にインストールされてない!= Not Foundになるんですね。
ここで焦らず深呼吸。
近くで上司が慌てふためいていたら笑って眺めるぐらい心を落ち着けておきましょう。
※ もしアドレス欄がグレーアウトしているようであればこちらの記事を参考に変更してみてください。
FTPでファイル名を変更する
では次に見れなくなってしまったページを復活させます。
FTPでWordPressがインストールされていたフォルダを確認してみましょう。
WordPressの一般表示設定でWordPressアドレス、サイトアドレスは変更しましたが、
どうでしょうか。
フォルダ名は変わっておりません。
上でも述べましたが、ダッシュボード側ではWordPressがインストールされているのはhttps:〇〇〇〇.co.jp/wxyd、サイトのURLもhttps:〇〇〇〇.co.jp/wxydとしているのに
実際にWordPressがインストールされているのがhttps:〇〇〇〇.co.jp/abcdでは表示されないのも当たり前ですね。
なのでここのフォルダ名を変えてしまいましょう
ここを、
こう。
そしたら改めて変更後のURL(https:〇〇〇〇.co.jp/wxyz/wp-login.php)のページにアクセスしてみましょう。
ログインできるようになっているかと思います。
またサイト(https:〇〇〇〇.co.jp/wxyz/)も表示されているかと思います。
ただ、まだこの段階では画像などのパスが古いもののままになっている為、ほとんどの画像がリンク切れを起こしています。
なのでこのパスを繋ぎなおしてあげる必要があります。
そこで使えるのがこちらのプラグイン。
「Better Search Replace」
WordPress内のパスを一斉置換できるプラグインです。
これでhttps:〇〇〇〇.co.jp/abcd/のパスをhttps:〇〇〇〇.co.jp/wxyz/へと変更していきます。
「Better Search Replace」の使い方
まずはプラグインの追加からBetter Search Replaceをインストール、有効化を行います。
ツール ⇒ Better Search Replaceを開く
そうするとメニューのツール欄にBetter Search Replaceが表示されます。
クリックしてBetter Search Replaceの設定画面にいきましょう。
設定画面はこのようになっています。
全部英語で何書いてるかさっぱりですね。
一つ一つ進めていきましょう。
置き換えるURLを指定する
まずはこちらに旧URLと新URLを記入します。
Search forに旧URL
Replace withに新URLを記入します。
旧URLを探して新URLに置換しますよーという事ですね。
置き換える項目を指定する
記入に間違いがなければボックスの中を選択します。
わざわざ書く必要もないかもしれませんが、一つ目をクリック後、Shift+クリックで一番下を選べばすべて選択できます。
この項目の中に旧URLがあれば新URLに置換をおこないます。
いざ置換
Run as dry run?にチェックが入っていることを確認したらRun Search/Replaceをクリックします。
dry runにチェックが入っていると、いきなり置換するのではなく何か所旧URLが存在し、変更を行うかを確認することができます。
いきなりやっちゃってもいいのですが、責任はとれません。
こんな感じですね。
WordPress内に記事が全然なかったので数が少ないですが、
12項目のうち、2箇所更新の必要があり、0箇所の変更が行われましたという風に表示されています。
ブログなんかで画像数が多かったりすると個々の数も多くなるかと思います。
特に問題がなければRun as dry run?のチェックを外して再度実行します。
今度は本当に変更が走ります。
これで旧URLが新URLに置き換えられました。
画像なども表示が元に戻っているはずです。
まとめ
今回はほぼほぼコチラ(https://www.nishi2002.com/13403.html)のサイトを参考にさせていただきました。
WordPressを初めて触るようなタイミングだと、URL変更って一般設定の中にURL変更があるせいですぐにできるような気もしますが、
実際にここいじっちゃうとサイト真っ白で頭真っ白なんてこともありそうです。(※体験談)
手順さえ間違わなければ問題なくできるかと思いますので機会があれば試してみてください。
なんにせよ、とりあえずバックアップだけは取っておいてください。
WordPressを触る上で一番大事なのはここだと思います。1にも2にもバックアップ!