ブログを運営していると、実際にどれぐらいの人がサイトに来てくれているのか、どれぐらい記事が読まれているのかというのが気になりだしますよね。
この記事では、サイトに訪れたユーザーのデータを可視化してくれるうえに、簡単に使える割には高機能なプラグイン「Slimstat Analytics」の紹介とその使い方を解説します。
Slimstat Analyticsとは
Slimstat AnalyticsはWordPressのプラグインの1つで、リアルタイムでサイトへのアクセスを解析する事の出来るプラグインです。
Google Analyticsのように特別な設定は必要なく、プラグインをインストールして有効化するだけでサイトに訪れた人の数や記事が見られた数(PV、UU等)を確認できる他、どのようなサイトからアクセスしてきたのか、サイト内でどのように訪問者が遷移したのかといった、アクセス解析で知りたい一通りの内容をデータ化してくれます。
特別な設定は必要なく、ブログに慣れてそろそろアクセス解析もやってみようという方にはお勧めのプラグインになりますので是非使ってみてください。
インストール方法
まずは管理画面左のメニューから「プラグイン」→「新規追加」と進みます。
そして「Slimstat Analytics」と検索すると
このようにSlimstat Analyticsのプラグインが表示されますので「今すぐダウンロード」→「有効化」と進みます。
すると
このように管理画面のメニューにSlimstatという項目が現れますので、これでインストールと使用する準備は完了です。
\プラグインのインストール方法をもう少し詳しく見たい方はこちら/
解析結果の見かた
それでは各項目ごとに簡単にデータの見方を解説していきます。
Real-time
直近のアクセスがどのページにあったかをリアルタイムで計測し表示させることができます。
使用しているブラウザやOS、解像度なども一覧で取得し表示する事が可能です。
概要
アクセスデータの一覧を表示できます。
殆どの内容は概要を見れば分かるようにできており、
・PV
・平均PV
・UU
・日ごとのアクセス
・人気記事
・参照ドメイン
・検索キーワード
などのデータを確認することができます。
初めてアクセスデータを見るという方は、まずはこの項目で全体的な数字を掴んでみると良いかと思います。
訪問者
訪問者の情報をより詳細に見ることができます。
・OS
・ブラウザ
・解像度
・直帰率
・ページ/セッション(最多PV)
・滞在時間
などを確認する事が可能です。
サイト解析
サイトの情報・状態を詳しく確認したい場合はこちらの項目を使用します。
・外部リンク
・404ページ
・サイト内検索
・離脱ページ
・流入ページ
といった情報を確認する事が可能です。
トラフィック
サイトへの流入に関しての詳細を確認することができます。
・流入元ドメイン、URL
・検索エンジン
といった項目のほか、ランディングページの数や直帰ページ、新規訪問者の割合などを確認する事が可能です。
ページ毎に確認する方法
基本的にデフォルトではサイト全体のアクセス解析データが表示されていますが、このままではページ1つ1つのアクセス情報が掴み切れません。
ページ毎にアクセスデータを見たい場合は、
ページ上部にあるこのエリアでページを絞り込むことが可能です。
絞り込み方は簡単で、Dimentionを「パーマリンク」にし、空欄になっているところにドメイン名以降のURLを記入します。
このような感じですね。
そうすると指定したURLだけの情報を確認する事も可能ですので活用してください。
より使いやすくするための設定
Slimstat Analyticsはそのままでも十分使いやすいプラグインですが、少し設定を変えてあげるとより正確なデータを取得する事ができるようになりますので、その方法も記載しておきます。
アクセス除外設定
自身(会社)からのアクセスやGoogleのクローラーをアクセスとして拾ってしまうとデータが濁ってしまいます。
記事の確認のために何度も自分でアクセスする事で記事の閲覧数が不必要に増えて見えたり…という事ですね。そうならない為にも自身やGoogleのクローラーからのアクセスをデータに反映しないように設定しておきましょう。
自身のアクセスやクローラーのアクセスを除外したい場合
左メニューの「Slimstat」から「設定」を開きます。
タブの中に「Exclusions」という項目がありますので、「WP Users」と「ボット」をONにしておきましょう。
こうする事で、ワードプレスにログインしているユーザーのアクセスとGoogleのクローラーからのアクセスをデータに反映しないようにすることができます。
会社全体で設定したい場合
ワードプレスにログインしてはいないが、他の社員やアルバイトの方が見ることでデータが濁るのも困る!という場合は「IP Addresses」に自社のIPを記入しておきます。
こうする事でそのIPアドレスを使ってのアクセスをデータに反映させないようにできます。
日本語化の方法
以前のSlimstat Analyticsは表記がすべて英語になっており、日本語化するにはFTP等でプラグインの使用言語を変更してあげる必要がありました。
最新版のプラグインでは有効化した時から既に日本語で設定されているようですので、もし過去にインストールして日本語化できずに困っているという方は一度プラグインを削除し、もう一度Slimstat Analyticsをインストールするのが手っ取り早くてミスも少ないかと思います。
まとめ
今回は簡単にアクセス解析を始められるプラグイン「Slimstat Analytics」を紹介いたしました。
アクセス解析というと難しそうな印象がある通り、正直なところデータを見てそれをアクセス改善に結びつけるための施策を打っていくというのは勉強しないと簡単に出来ることではありません。
しかし、簡単に自身のサイトや記事がどれぐらい見られているという情報やどのページに人が集まっているのかという情報を知っていて損はないですしモチベーションにもつながります。
アクセス解析の事始めとして是非導入して色々なデータを確認してみてください。